創造の城とふるさとの河
富山のふるさとに関する事、謎や神秘、真実の追求
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神通川の由来 その1
神通川の名前の由来については諸説あるが、確然としたものはない。

先ず名前の読み方だが、Wikipediaをみると、じんずうがわ、じんづうがわ、じんつうがわの3つが書いてある。
3文字目が「ず」か「づ」か、はたまた濁音か清音かの違いなのだが、地元で多くの人に慣れ親しまれているのは「じんずうがわ」である。
ローカル局のアナウンサーも「じんずうがわ」と言っている。
また英語表記も「Jinzu River」である。
ちなみに「じんづうがわ」は発音が同じでひらがな表記の違いだけなので、これはまあ、どっちでもありだと思う。
実際にいくつかの事典、辞書等をみてみると、ほとんど「じんずうがわ」もしくは「じんづうがわ」である。

では「じんつうがわ」はいったい何なのだろうか。
実はこれ、国土交通省ホームページの一級河川の紹介ページに書いてある。
http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/nihon_kawa/04_hokuriku.html
神通川の下にはっきりと「じんつうがわ」と振り仮名が振ってある。
打ち間違いかと思いきや、次の神通川の紹介ページでも「じんつうがわ」である。
調べてみると国土交通省水管理・国土保全局資料や、河川法でも「じんつうがわ」となっているらしい。
一級河川の管理者である国土交通省がこう表記しているのだから、神通川は本当は「じんつうがわ」なのか。
自分は今までずっと間違って読んでいたのか。
いや何かへんだ。そんなはずはない。

でも考えてみると、神通川の名前の由来で一番有名な説が「神通力(じんつうりき)」からきているというもので、ここから取ったと考えれば「じんつうがわ」という読みも確かにおかしくはない。

昔、山の仙人がお経を唱えるときに、川の音がうるさかったので、龍を呼んで川の音を止めさせた。
人々はその仙人の神通力の凄さに驚いて、この川を神通川と名付けた、という伝承である。


他にも色々調べてみると、デジタル大辞泉で次の説明をみつけた。

“じんずう‐がわ〔ジンヅウがは〕【神通川】
富山県中央部を北流し、富山湾に注ぐ川。長さ約120キロ。上流は岐阜県境で高原川と宮川に分かれる。発電所が多い。
[補説]「じんづうがわ」と仮名書きする場合もあるが、本辞典では昭和56年(1981)に刊行された『標準地名集(自然地名)増補改訂版』(建設省国土地理院地図管理部)に基づいて「じんずうがわ」を本項目とする。”
(デジタル大辞泉/小学館 から引用)

同じ省庁でも(建設省は国土交通省の前身)昔の国土地理院の資料では、「じんずうがわ」となっているようである。
いやはや、結局はただ単に統一されていないだけの話なのか。

なんだか訳がわからなくなってきたので、気分転換に近くの神通川まで散歩に行ってきた。
そしたらこんな看板があった。


神通川に架かる橋の入り口によく立てられている国土交通省の看板である。

何だか鮎が食べたくなってきた...


最後におまけ。
上流には神岡(かみおか)という、神を訓読みする町がある。
昔は神通川も訓読みで「かみとがわ」と呼んだという説もある。
しかし確証はない。


<参考文献>
・角川日本地名大辞典 16 富山県/角川書店/1979年
・全世界の河川事典/丸善出版/2013
・とやま百川/北日本新聞社/1976年
・Wikipedia
・国土交通省ホームページ
・デジタル大辞泉/小学館
・ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典/ブリタニカ・ジャパン株式会社
・日本の地名がわかる事典/講談社
・その他ウェブサイト






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